今回はタブレット学習教材の2大サービスである『チャレンジタッチ』と『スマイルゼミ』を徹底的に比較してどちらを選ぶべきかを解説します。
文部科学省は2020年度中に小中学校などに1人1台、タブレットを配る計画をはじめ遠隔で教育が受けられるような環境の整備を急ぐということで、政府もタブレットを活用した授業の推進の方向性が明らかになっています。
このような方向性の中でタブレットによる学習が注目を集めています。
小学生向けのタブレット学習教材の2大サービスである『チャレンジタッチ』と『スマイルゼミ』の選択に役立つ記事となっています。
こんな方におすすめ
- チャレンジタッチとスマイルゼミのどちらを利用しようか悩んでいる方
- チャレンジタッチとスマイルゼミの特徴や向いている子供のタイプを知りたい方
- 来年から小学生にあがるお子様をお持ちの方
- 現在、小学生のお子様をお持ちでタブレット学習に興味をお持ちの方
今回は、2つのサービスを特徴を理解して、どちらを利用した方がよいかをズバリ解説しましょう。
Contents
チャレンジタッチとスマイルゼミのどちらがよいかを比較した結果
結論から言うと、子どものタイプにあったサービスを選ぶことが重要になります。
両サービスのユーザの複数の親に話をききましたが、どちらも子どもにあえば効果のあるサービスということは間違いないようです。
似たようなサービスではありますが、相違点もかなりあります。
その違いを認識することで、自分の子どもにあったサービスを選べるようになります。
チャレンジタッチとスマイルゼミの徹底比較
比較要素 | チャレンジタッチ | スマイルゼミ | |
サービス提供会社 | ベネッセ | ジャストシステム | |
企業の特徴 | IT通信教育事業はトップレベルで長年の教育ノウハウが豊富にある。 | もともとIT企業であるが、学校向けの学習支援ソフトなども提供していて教育分野のIT化を推進している。 | |
端末 | 専用端末(10.1インチ 1280*800px) 680 グラム | 専用端末(10.1インチ 1280*800px) 560グラム | |
タブレット代金 | 無料 | 10,978円 | |
書きやすさ | 〇(手を浮かせて書く必要がある) ただし、字を入力する箇所を画面の端に寄らせることで手を置いて書けるような工夫はなされている。 | ◎(画面に手を付けて書くことができる) | |
サポートサービス費用 | 1,860円/年 | 3,960円/年 | |
タブレット交換費用 | 3,300円で交換可能 | 6,600円で交換可能 | |
料金 (年間一括払いでの金額) | 小学1年生 | 3,278円/月 39,336円/年 | 3,278円/月 39,336円/年 |
小学2年生 | 3,278円/月 39,336円/年 | 3,520円/月 42,240円/年 | |
小学3年生 | 4,144円/月 49,368円/年 | 4,180円/月 50,160円/年 | |
小学4年生 | 4,873円/月 58,476円/年 | 4,840円/月 58,080円/年 | |
小学5年生 | 5,852円/月 70,224円/年 | 5,720円/月 68,640円/年 | |
小学6年生 | 6,303円/月 75,636円/年 | 6,270円/月 75,240円/年 | |
教材内容 | 小学1~2年生 | 国語、算数、英語、プログラミング | 国語、算数、英語、プログラミング |
小学3~6年生 | 国語、算数、英語、理科、社会、プログラミング | 国語、算数、英語、理科、社会、プログラミング | |
機能 | カスタマイズ学習 | ◎ | ◎ |
間違た問題の解き直し | ◎ +忘れた頃に解き直し | ◎ | |
学習状況確認(親) | ◎(管理ツールあり) | ◎(管理ツールあり) | |
インターネット閲覧制限 | ◎ | ◎ | |
紙教材への変更 | ◎ | ー | |
電子書籍 | 1000冊(図鑑、名作、伝記など) | ー | |
漢字 | 小学校6年間で習う漢字はすべて取り組み可能 | 漢検ドリル(漢検2級まで対応) | |
計算 | 小学校6年間で習う計算はすべて取り組み可能 | 計算ドリル | |
発展クラス | 追加料金不要で応用発展レベルに挑戦可能 | 差額は月々500円~(学習量1.5倍、解き方動画など) | |
その他 | 赤ペン先生機能(手書きの解説) | ー |
※税込表示
【チャレンジタッチ(進研ゼミ小学講座)】
【スマイルゼミ】
コスト面
コスト面は上記の表からも、ずばりチャレンジタッチの方が安価です。発展クラスのような応用問題もスマイルゼミは別途費用が発生します。
価格を重視するご家庭であれば、チャレンジタッチを選択する方がよいです。
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タブレットの性能
タブレットの性能では、スマイルゼミの方が優れています。
手を付きながら、文字を書ける点は非常に扱いやすいと評判です。
一方、チャレンジタッチはタブレットのベゼルに手を置いて書けるような表示位置の工夫をしています。
また、タブレットの重さや厚さについては、スマイルゼミの方が軽く薄いため子供にとっては扱いやすいです。
ともにAndroidOSの端末ですが、スマイルゼミで採用している端末の方が優れている言えます。
機能面
機能的な観点ではそれほどの差はないが、子供に読書を推奨したい親ならば、電子書籍1000冊が含まれている点でチャレンジタッチが優勢と言えます。
学習する上での基本的な機能はほぼ同等といえます。
使用感として子どもの興味を掻き立てながらやる気を引き起こそうする仕掛けが多いのがチャレンジタッチです。
一方、漢検ドリルなど比較的勉強色の強いのがスマイルゼミです。
どちらも子ども興味を持たせるような仕掛けが施されていますが、よりチャレンジタッチの方がその傾向が高いようです。
ずばり選び方
両サービスととも一長一短ですが、学習内容に関してはさほど違いがありません。
このようなサービスで一番重要なポイントは、しっかりと使い倒せるかどうかです。
どんなに良いサービスでもしっかりと利用しなければ、効果は発揮されません。
そこで当サイトでは、子供の特性をもとにおすすめのサービスを解説します。
遊びが好きで学習習慣がないお子様
ずばり、チャレンジタッチをお勧めします。
チャレンジタッチを提供しているベネッセは幼児教育にも力を入れていて、子供の興味を引き出す工夫をふんだんに組み込んでいます。
まずはゲームのような感覚で学習する楽しさを感じさせて習慣化させていくことが効果を発揮するポイントになります。
今までは特に学習をして来なかった子どもはチャレンジタッチの方がしっかり利用してくれる可能性がスマイルゼミと比較して高いようです。
すでにドリルなどで学習習慣をある程度お持ちのお子様
専用のタブレットが扱いやすいスマイルゼミをお勧めします。
スマイルゼミはチャレンジタッチと比較すると学習に重きを置いている傾向があります。
学習習慣のあるお子様にとってはすぐに学習へとのめり込めるため、親和性が高く利用効果を出しやすいようです。
最後に
タブレットを利用した教育は、ビジュアル的な理解の促進や弱点の補足などのメリットも非常に高いものです。
そして、どんなに優れた道具でもしっかり利用しなければ意味がありません。
自分の子どもの状態を見てどちらがしっかり利用できるかを中心に決めることが重要です。
ちなみに私の身近の状況から次の傾向がある点を最後に伝えておきます。
参考
保育園に通わせていた子供は、チャレンジタッチを使用していることが多い。
幼稚園に通わせていた子供は、スマイルゼミを使用していることが多い。
共働きの子どもが通う保育園の場合は、親が忙しいということがあり、就学前に家庭学習を熱心にやる余裕はないことが多いです。
そうなると、スマイルゼミよりもチャレンジタッチの方が親和性が高いようです。
お子様にあうサービスを選択してお子様の成長に役立てたいですね。
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